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「銀翹散」

使ったことのない方剤を 試してみたいがために 風邪をひいたときに 服してみた時があって.. 😛

その時に 「ダメだ(証が)ちがった〜 😥 」 と、かえって病状が悪くなる という 誤治というものを ワタシに体感させた方剤だった

それ以来 札幌に引越してくる前までは ワタシは使わない方剤だった

銀翹散ギンギョウサン 風熱の風邪につかわれる方剤で

これまでに紹介してきた 風寒の風邪に使う 温める系の方剤、 麻黄湯葛根湯・桂枝湯香蘇散 などとは性格が反対で

冷やす系の方剤であるから、 温めないといけないときに使えば かえって治りを遅くする

構成生薬は 桔梗・薄荷 竹葉・甘草・荊芥・淡豆鼓・牛蒡子 これらを 剤として芦根で水煎する (芦根で浸出して、お茶みたいに飲む)

札幌に住む前の土地は 湿度が高く 冬の寒さこそ辛くはないが 風邪はきまって風寒邪だった

が、一方札幌では 冬は湿度が相当低く カラカラに乾いて 風邪は風熱邪として 入り込んでくることが 多いことを知ったのは 銀翹散が効いたからだった

外因性の邪は 土地、気候由来のものが 大きいということだ

ある中医薬メーカーの販売額は 北海道が一番だという

中医薬というのは 中国で発展した方剤で、 大陸の気候に合った方剤が 北海道にも適応するからなんだと ワタシは解釈している

しかし どんなところにいっても 邪が入り込まない正気を 保つことが 何よりの養生であることは 変わりはないのだよ〜 😀

selfcareSupport 長塚

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